見渡したところ逃げそうな馬はクィーンズバーンくらい。スロー必至で上がりの競馬になりそう。
京都金杯後から京都牝馬Sではショウリュウムーンを狙うつもりでいた。この馬は末脚を活かす競馬で持ち味を発揮するタイプでいまの馬場が向きそうではあるのだが、瞬発力勝負になると切れ負けしそうなところがある。そして単勝1番人気ではちょっと買いにくいタイプの馬。さすがにばっさり切ってしまうわけにはいかないが、軸不動という扱いにはしにくい。
エーシンリターンズが本命。7か月ぶりの実戦だが仕上がりはよいようで追い切りも悪くない。陣営によればひさびさのほうが力を出せるタイプとのことらしく、その言葉を信用しよう。前走が準OPだったので、ここは昇級戦の形にはなるが、エルフィンSを勝ち、チューリップ賞、桜花賞、ローズSで3着がある3歳時の成績を考えれば格負けすることは考えられない。前で流れに乗って鋭い脚を使えるので今回は展開が向きそう。頼んだよ、川田君。
クィーンズバーンは前走、馬場と展開を考えると内をすくわれたとはいえあれで勝てなかった以上、ここでは単騎逃げが見込めてもちょっと狙えない。それならその石清水Sで外をまわって届かず4着だったビッグスマイルを勝ってみたい。このところ大半のレースでメンバー中最速の上がりを記録しているように決め脚は鋭い。勝ち負けできるかどうかは位置取り次第のところがあるがうまく流れに乗れれば確実に脚を使うだけにおもしろそう。
ドナウブルーは前走で見せた瞬発力はなかなかのもの。もともと期待されていたが重賞では好走止まり。けれども、折り合いがついて前へ付ける競馬さえできれば十分、通用する。あとはデムーロ弟がそういう騎乗をできるかどうかなのだが、欧州のうまい騎手というのは基本的にそういう技術に長けているので、期待できるんじゃないか。ただ相変わらず人気先行気味なので、馬券的な妙味には欠けてしまうのだが。
コスモネモシンはスローの上がりの競馬では少々分が悪そう。ここは無印。アスカトップレディも前走は軽ハンデと展開が向いた感じが強く、川崎記念の内容から酒井君の騎乗も信用しにくい。これも無印。
馬券はボックスだがエーシンリターンズ頭を厚めに。
昨年はジョーカプチーノが勝った。そのまま高松宮記念まで勝ってしまうのではないかと思っていたが、結局、その年はシルクロードSしか勝てなかった。わからないものだ。ジョーカプチーノと同じく期待していたダッシャーゴーゴーもどちらもスプリント路線の主役にはなれなかったが、昨年のスプリンターズSを勝ったカレンチャンは強かったし、パドトロワも今年もそれなりに走りそう。
ここには、そのあたりの実績馬に続く、新興勢力(ともいえない馬も多いが)が出てきておもしろそうな一戦。
今週から連続開催の後半に入った。前開催は先行天国のような馬場だった。今週からBコースに替わって荒れてきた内ラチ沿いはラチの向こう側へ。引き続き先行有利なのだろう・・・と思ったが、昨年のジョーカプチーノの勝ちっぷりとともに、2回京都開催になって一転して差しがビシバシと決まるようになったことを思い出した。
危ない危ない。エーシンダックマンから買うところだった。
シルクロードSまでに芝のレースは3つしかなく、それまでに芝コースの傾向をつかめるかどうか定かではないが、ここは昨年の2回京都開催と同様、差し馬有利になると考えよう。
ただ展開的にはエーシンダックマンの単騎っぽいので、後方一気が決まるほどの差し馬向きにはならないだろうか。先行、好位からひと伸びが効く、ロードカナロアやエーシンヴァーゴウ向きの流れになりそうではある。ひさびさで力を出せれば、という前提ではあるが。
で、本命はグランプリエンゼル。2走前の京阪杯がなかなかいい内容だった。1200mにしては遅い流れだったことを考えると勝ったロードカナロアとは位置取りの差だったように思う。斤量差が1キロから3キロに広がれば0.2秒差は十分、逆転可能な範囲。使われている強みもある。ウィリアムズと藤岡兄との差はあるにしても、なんとかなるんじゃないか?
最近のいまいち流れに乗れていない馬券傾向からシンプルに単複としよう。
わたくしごとながら、初めて買った馬券はダービーのミホノブルボンの単勝。
もちろん鞍上は小島貞。
小島貞博調教師のご冥福をお祈りします。
さて、次回は・・・
シルクロードS と 京都牝馬S
スマートファルコンがハナを切り、フリオーソ、ランフォルセが続く。最後に久々の分、伸びを欠いたフリオーソをランフォルセが交わしておしまい。それだけのレース。ランフォルセの位置にいなかった時点でニホンピロアワーズは圏外に去っており、あの騎乗は甚だ疑問。鞍上の差といえばそれまでだが。キングズエンブレムはあの馬場ではどうしようもない。たいして内容のあるレースではなかったが、フリオーソがあれだけ走れたのは意外だった。さすがだ。ダイオライト記念なら楽勝しそう。しかしあれだけいいスタートを切ったのだから戸崎はスマートファルコンのハナを叩く騎乗をしてみてもよかったんじゃないか?小崎調教師はドバイには招待されれば行くという。なんとも楽しみなことじゃないか。
英国の競馬場のなかでみかけるブックメイカーは馬券を売ったときのオッズで払い戻しをしてくれるらしい。ブックメイカーで買った馬券が当たったことがないのでよく知らないが、そういうことらしい。
前日売りのスマートファルコンの単勝オッズは2.5倍。もっともブックメイカー方式だったらそもそもこんなオッズが一瞬でもつくわけがないのだが。
さて川崎記念に出てきたスマートファルコン。
ドバイWCは招待競走だから渡航費を稼ぐために出てきたわけではない。単純に賞金を稼ぎにきたのだろう。
前走、東京大賞典は辛勝だった。武豊も負けたと思ったらしい。もちろんあれがスマートファルコンの能力なわけはなく、デキに問題があったことは、馬体重、帝王賞とのテンと上がり3Fの比較をみれば一目瞭然。陣営は、トランセンドもエスポワールシチーもいないなら本調子を欠いても楽勝できると踏んでいたんじゃないか?と思える。
目論みどおり1着賞金は稼いだが、内容はいつものスマートファルコンではなかった。無理に使った悪い影響が出なければいいが、と思う。
ただ、あの東京大賞典のパフォーマンスで、陣営としては「これだけの馬を、世界最高峰のレースに使うには、中途半端な状態では送り出せませんから」的なコメントを発してドバイ回避の条件は整った。そこを見越してのあの仕上げでのあの結果だったとしたら小崎調教師の腕はなかなかのものだが、それはまあ穿ちすぎ。
距離延長、左回りに不安はなく、相手関係は前走より楽。フリオーソが万全の状態ならともかくも、追い切り後のコメントでもまだ重めを気にしていた。常識的に今回は見送りが妥当。ワンダーアキュートはJCダートでいちばん強い競馬をしたといってもいい内容だった。スマートファルコンのデキの問題もあったにしても大井2000mでスマートファルコンにあそこまで迫れるだけの理由はあった。今回のメンバーには前走、驚くようなパフォーマンスを見せた馬はいない。(ボランタスの前走はなかなか強かったが浦和記念だしなあぁぁ。)
スマートファルコンの頭は鉄板。相手探し。相手は1頭に絞りたいが・・・。
狙いは軽めの馬場になって持ち味の決め脚が活かせそうなキングスエンブレムなのだが、差し馬がまったく伸びないどろどろ馬場ならニホンピロアワーズ。
オッズ的に2点は難しそうなので、重に回復すれば(しないと思うが)ニホンピロアワーズ、回復すればキングスエンブレム、直前に馬場状態を確認できないようならニホンピロアワーズ、を相手にした馬券を買いたい。